脈管学(総説)
要 旨:われわれは血管径を問わず観察可能な血流維持型汎用血管内視鏡(NOGA)システムを開発し,大動脈からの高頻度な自然破綻プラークを同定した。これは臓器の機能低下から老化にかかわると考えられた。コレステロール結晶を介した先天免疫によるプラークの進展,破綻についてin situで証明した。NOGAは急性大動脈解離の詳細な内膜傷害の同定や治療の補助手段として利用され,動脈硬化疾患の全体,さらに新しい治療の補助手段として有用である。(J Jpn Coll Angiol 2024; 64: 17–25)
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